ファンタスティック・フォー
『ファンタスティック・フォー』(The Fantastic Four、略称はFF)は、マーベル・コミック刊行のアメリカン・コミックスに登場するヒーローチームである。また、彼らが登場するコミック、アニメ、映画のタイトルにも使われている。
『スパイダーマン』、『X-メン』などと並ぶマーベル・コミックの基幹タイトルのひとつである。
概要
スタン・リーとジャック・カービーによって創造され、『Fantastic Four #1』(1961年)でデビューした。アメリカのコミック史上初のチームとして誕生したスーパーヒーロー・チームである(個別のヒーローが集まったチームは既に存在した)。同じく超人的能力を持つミュータントとは異なり、セレブヒーローのような扱いを受け一般人からの支持も高い。 日本では1978年に光文社から日本語版コミックが初出版された。
オリジン
自家製ロケットによる宇宙飛行中に未知の宇宙線を浴びた四人の若者(リード、スーザン、ジョニー、ベン)は、その影響で超能力を獲得した。地球に帰還した彼らはその能力を正義のために使うことを決意し、ニューヨークに本拠基地を設置。四人は各々の超能力と、リーダーとなったリード(ミスター・ファンタスティック)が開発したさまざまな超発明を武器にして、地球を脅かす様々な悪と戦い続ける(非営利団体)。チームのシンボルマークはC(○に4)。
メンバー
構成メンバーが一時的に変わることもあるが、通常は以下の四人で構成される。
- ミスター・ファンタスティック (Mr.Fantastic)
- 本名:リード・リチャーズ (Reed Richards)
- チームのリーダーで、天才的な科学者。身体をゴムのように自在に伸び縮みさせることができる。常に冷静沈着で理性的。ゆえに、感情的になったメンバーと衝突することもある。ドクター・ドゥームとは大学の同級生であった。
- インヴィジブル・ウーマン (The Invisible Woman)
- 本名:スーザン(スー)・リチャーズ (Susan "Sue" Richards)
- リードの妻で、ジョニーの実姉。テレキネシス、テレパシーなどの他に、自分の身体を透明化することができ、透明なエネルギーシールドをつくることもできる。チームのサブリーダーで、現在は二児の母となっている。初期はインヴィジブル・ガールと名乗っていた。
- ヒューマン・トーチ(The Human Torch)
- 本名:ジョニー・ストーム (Johnny Storm)
- スーザンの弟。全身を高熱の火炎で包み、空を飛ぶことができる。両手から高熱火炎のファイア・ブラストを放つ。ベン(ザ・シング)とは良いケンカ友達。初期のころはスパイダーマンやX-メンのアイスマンとは、ティーンエイジャーヒーロー仲間だった。
- ヒューマン・トーチと言う名のヒーローはジョニーで二代目であり、初代は第二次世界大戦中にヒーローチーム「インベーダーズ」としてキャプテン・アメリカ達と共に戦ったアンドロイドである。能力自体は、全く同じ。
- ザ・シング (The Thing)
- 本名:ベンジャミン(ベン)・ジェイコブ・グリム (Benjamin "Ben" Jacob Grimm)
- ゴツゴツしたオレンジ色の岩のような身体を持ち、無類の頑丈さと怪力の持ち主。無口でぶっきらぼうだが心優しい巨人。元空軍のテストパイロットの宇宙飛行士。リード夫妻とは大学時代からの友人。ゲルという異名もある。
- 他の3人とは違い人間の姿に戻ることは出来ず、自分の醜い風貌に深く悩んでいたが、アリシアとの出会いから、その悩みを克服した。戦闘開始の雄叫びは「さあ、ぶっつぶしてやるぜ!」といった意味の英語の台詞(日本語訳で放送されたアニメ『宇宙忍者ゴームズ』(後述)では「ムッシュムラムラ!」)。ハルクと正面切って殴り合えるほどのパワーを持っている。
- リードとスーザンの子供達
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- フランクリン (Franklin)
- 本名:フランクリン・リチャーズ (Franklin Richards)
- リードとスーザンの間に生まれた息子。大変な難産であったが、生まれてきた彼をメンバー全員が祝福し、ベンが名付け親となった。彼はミュータントである(リードとスーは後天的に能力を得た元常人でありミュータントではない)。正式メンバーではないものの強力なテレキネシスを使え、超人的能力を持った二人の間に生まれた子供だけあって、その潜在的能力は計り知れないものがある。
- 母(スーザン)が流産した子を平行世界で新生させたり、オンスロート事件で犠牲となったヒーロー達を異次元に創りそこに新生(「ヒーローズ・リボーン」)させ、そこからヒーロー達が帰還する(「ヒーローズ・リターン」)架け橋ともなった。あまりに絶大であるその能力をオンスロートに狙われ吸収されたり、危険視したケーブルとアポカリプスにつけ狙われたり、復活したオンスロートに襲われたりした。マーベル・ユニバースの20年後のIfを描いたMC2では、FFのチーム名をファンタスィック・ファイブと改名してサイロードの名で正式メンバーとして活躍している。
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- ヴァレリア (Valeria)
- 本名:ヴァレリア・リチャーズ (Valeria Richards)
- 初登場時はヴァレリア・フォン・ドゥームという名前とマーブル・ガールというコードネームを名乗り、ドクター・ドゥームの娘であると自称していた。FFのコスチュームとドゥームの甲冑の一部を身につけたいでたちの金髪の少女。しかし、その正体は流産したリードとスーザンの子供を、フランクリンが別世界に送りそこで生まれた彼女が成長し、時間を遡った元の世界へ戻ってきた姿である。そのため、兄であるフランクリンより年上になってしまっていた。別世界では、リードがドクター・ドゥームを名乗っていたためフォン・ドゥームの姓を自称していたのだが、後のスーザンの流産した娘である事を自ら明かす。
- 平行世界の破滅を狙う敵を打ち倒した際の世界再生の影響を受けて肉体が消滅し、再びスーザンの胎内へ宿る形で新生を果たす。出産は、フランクリンの時と同じく非常に難産ではあったが、ドゥームの協力を受けて無事に生まれることができた。その際、リードが協力してくれたドゥームに娘の命名権を譲り、ドゥームの初恋の相手であった少女からとって、ヴァレリアと名づけられた。マーベル・ガールとしての能力は、スーザンの能力と同じフォースフィールドの形成(透明化はできない)と、平行世界から現代へ飛んできた時間と空間の操作、そしてある程度のサイコキネシス。子供の状態で、これらの能力の発動は今のところ見られていない。
- スパイダーマン、デアデビル、ハルク、X-メンのウルヴァリン、アントマンなどのスーパーヒーローたちとも交友が深く、それぞれ臨時メンバーとしてFFチームに参加したこともある。現在、シビルウォーで夫婦間にできた溝を埋めるためにリードとスーザンが一時的にチームを離れ、その間ブラックパンサーとストームの夫妻が代役を務めた。